ランナーを魅了するサンダル「ワラーチ」「man3DALs」とは?その作り方
今回は走る為のサンダル”ワラーチ ”、”man3DALs"について紹介します。
走るのにサンダル?
自分も最初は理解ができませんでした。
しかし、知れば知るほど合理的で、奥が深いアイテムであった為、今回紹介したいと思います。
ワラーチ は自分でも作ることができる為、後半に作り方を紹介し、
作るのはな…という方の為に市販の物も紹介します。
- 走る為のサンダル”ワラーチ” とは?
- man3DALSとは?
- ワラーチ (man3DALs)で走る魅力
- なぜワラーチ(man3DALs)を選んだのか
- ワラーチ(man3DALs)の作り方
- ワラーチ を購入したい場合は
- 最後に
走る為のサンダル”ワラーチ” とは?
車のタイヤを加工しソールを作り、革紐で足に固定をするサンダル
世界一走る民族と称されるメキシコの先住民族タラウマラ族(ララムリ)が履いているサンダル。
ララムリが1990年代アメリカの100マイル(160km )レースで優勝を含む上位を独占した事で注目を浴びる。
man3DALSとは?
裸足とワラーチ に魅せられた男「man」さんが考案した走る為のサンダル。
数々のワラーチ を作成し、行き着いたのがman3DALs。
名前もユニークで、”man”さんが作った”3DAL”なのでman3DALs
ララムリのワラーチ との違いは、
革紐ではなくパラコード(アウトドアなどで用いるロープ)となっている。
結び方にも工夫がされており通称「man結び」と呼ばれている。
manさんのブログ、man3DALsのTwitterはこちら
man3DALs (@man3DALs) | Twitter
ワラーチ (man3DALs)で走る魅力
一般的には、
クッション性が無い為、足に負担が掛からない走り方を教えてくれる
フォアフット走法を身に付けることができる(足前方から接地する走法)
などが挙げられます。
その他ワラーチ を履いている人の感想としては、
「走るという楽しみを感じさせてくれる」
「とにかく気持ちいい!」
「見た目が可愛い!」
などのコメントを多く見つけることが出来ました。
そういった多くのファンがいる事は、一緒に盛り上がれる楽しみがある為、ワラーチ (man3DALs)を履く魅力の一つだと感じています。
なぜワラーチ(man3DALs)を選んだのか
足裏からの衝撃を敏感に感じる事で、負担の少ないフォームを確立したかった。
自分は以前100km マラソンに挑戦し、78kmでリタイアするという経験をしました。
「走れなくなったら、歩いてでもゴールしよう」
そう考えていましたが、実際に歩き始めてからも足の疲労、痛みが続きリタイア
「自分は走る事だけでなく、歩くという事すらうまく出来ていないのか」
そう痛感させられました。
そして、100km マラソンを見てくれていたTwitterのフォロワーさんから以下のコメントをもらいました。
とっしんた (@gq4l3Fg0BSGuoJj) | Twitter
このコメントを見た時に、夢中でman3DALsの事を調べていきました。
man3DALsの公式サイトより
靴なしでは生活が成立しない、文明に飼いならされてしまった私たち現代人。
裸足ではもはや走ることはおろか歩くことすらままならなくなってしまった。
そんな私たちの「失われた走り」探しの旅の相棒役として
man3DALsは強力にコミットしてくれるはずだ。
これは試してみるしかない、そういった衝動にかられ、作成する事を決めました。
ワラーチ(man3DALs)の作り方
必要な材料
① A4用紙2枚 :足のサイズが入れば良い
②両面テープ :仮止め程度の粘着力があれば良い
③ハサミ :家にあるもので良い
④ペン :黒1本でも大丈夫
⑤穴あけポンチ :ダイソーの4mm,5mmセット※セリアには無い
⑥ハンマー :100円均一で良い
⑦パラコード :1.5m×2本の長さがあれば足りる
⑧ビブラムシート:靴のソール
⑦、⑧はお店で売っていない場合もあり、ネットでの購入がおすすめです。
自分が選んだ物を参考に紹介します。
⑦4mm9芯タイプ
自分色を見つけるのが楽しいですね。
009_003_オリーフ?ク?リーン&フ?ラウン&フ?ラック&オフホワイト パラコード ロープ アウトドア キャンプ 4mm 30m
- 出版社/メーカー: Youriad
- メディア: その他
⑧ビブラムシート
色は黒、茶の2種類
Vibram(ビブラム) 8338 シート (392(厚さ7?×縦30?×横12?), ブラック)
- メディア: ウェア&シューズ
1.足型をとる
2.足型に沿って切り取る
※指の段差はつけない。サンダルの先端のように切り取る。
3.両面テープでビブラムソールに固定する
両面テープを貼ってもずれる時はずれる
4.ハサミを使って足型よりも数mm大きめにカットする
後からでも小さく削ることは可能
5.紐を通す穴の位置に目印をつける
穴を通すポイントは
@makotoysd 目安として、鼻緒は親指と人差し指の股に鉛筆を突き立てた点。サイドはくるぶしの骨の前端から下ろした垂線上辺り。あまりナーバスにならなくても大丈夫です。
— man@1/27奥むさし駅伝 (@man10000) March 25, 2015
ペンで印をつけていく
5.穴あけポンチをハンマーで叩き、印に穴を開けていく
注意:ポンチを使うときは下に傷付いても良い物を敷くか、アスファルトの上で作業してください。
穴が開くとこのようにポンチが貫通します。
6.紐を通す
紐の通し方はこちらの動画にまとめられています。
7.紐の端を処理する
紐の長さを調節し、端の処理をしていきます。
ライターで先端を溶かします
8.完成
作業時間は2時間程度。
本当に簡単ですし、履く前から愛着がすごい!笑
ワラーチ を購入したい場合は
ルナサンダルはワラーチ のルーツを元に作られたサンダルです。
ルナサンダルのルーツに忠実なタイヤのトレッドパターンを模したアウトソール・デザイン採用。またフットベットにはプレミアム・レザーを使用した、伝統やスタイル、品質と堅牢性に優れたモデルです。
最後に
ワラーチ を履く事で早く走れる訳ではありません。
ランニングシューズというクッションを捨て、
生身になった体で、本来の”歩く”、”走る”を知る為のアイテム。
まずは一歩一歩、歩くことから覚えていこうと思います。
走った際のレビューは走り込んだ後で投稿したいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。